ももクロ&アイドル blog (by中西理)

ももいろクローバーZとアイドルを考えるブログ

アイドル界最大の夏フェス「夏S(ナツエス)」@埼玉・メットライフドーム

 アイドル界最大の夏フェス「夏S(ナツエス)」@埼玉・メットライフドーム


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【2018/2/17(土)更新】
「夏S」は7月28日(土)、にて開催いたします。

さらに!スターダストアイドル新プロジェクト
スターダストプラネット
立ち上げ!
(略してスタプラ)

【2018/2/17(土)更新】
スターダストプラネットのモバイルサイトがオープンしました。

スタプラモバイルはこちら!
http://www.stardustplanet.jp/
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GIRLS’ FACTORY NEXT DAY3@Zepp Tokyo

GIRLS’ FACTORY NEXT DAY3@Zepp Tokyo

 
http://www.fujitv.co.jp/otogumi/GFN18/

 出演者:伊藤千由李(チームしゃちほこ)、彩木咲良たこやきレインボー)、栗もえか(栗本柚希×鈴木萌花)、雨宮かのん、はちみつロケット、ガチンコ☆ (ガチンコスター) 、REVERBEE、他

 DAY3というのでいつDAY1、DAY2があったのかと悩んだのだが、昨年のがそうなのね。ギターの弾き語りで歌うらしい伊藤千由李(チームしゃちほこ)、彩木咲良たこやきレインボー)が楽しみ。特に彩木は何を見せてくれるのだろうか。事務所の壁を越えたアイドルユニットと言うガチンコ☆ (ガチンコスター)のお披露目にも注目したい。これはHKTのメンバーを入れることでスタダ内ユニットでは入りにくいイベントや番組への出演も狙うという野心的なユニットじゃないかと思う。
  全体としてはちょっと不可思議なラインナップになっているけれど、これはできるだけ夏Sの混成ユニットとかとの重複を避けるという意味合いがあるからか。

http://www.fujitv.co.jp/otogumi/setlist180714.pdf
   GIRLS’ FACTORY NEXT DAY3はももいろフォーク村などを担当するきくちPの演出によるアイドルフェスティバルだが、現在数多く存在するアイドルフェスと大きく違うのはガチンコ☆ (ガチンコスター) など少数の例外を除けばほぼ全編がアイドル自身の楽器の弾き語りやアンプラグドによる歌唱など普段とはまったく違う音楽的な内容により、構成されていることだ。きくちPにはその強すぎる個性から一定数以上のアンチ的立場を取るひとがいるが、彼らが何と言おうとこの日のようなライブを企画実行できるのは彼だけだし、その実力は認めざるを得ないのではないかと思う。
 私が個人的にこの日一番の驚きだったのはたこやきレインボー彩木咲良のギターの弾き語りによるソロライブのセクション。なかんずく、自らが作詞した「女の子」という楽曲の歌詞の衝撃だった。私自身はたこ虹のピンク担当といかにもアイドルという振る舞いからあーりんの後継者のようにイメージしていたのだが、「女の子らしく可愛いといわれるのは好きじゃない」とか「ピンクも好きだが、本当は黒が好き」とかこの段階で言っちゃうのはどうよと思い驚いたのだ。ちなみにその歌詞に合わせてはこの日の衣装は全身黒装束なのだった。
  一方、こちらはきくちPの無茶振りが明白だったが、栗もえかがレッドツエッペリンの「天国への階段」を弾き語りで歌ったのにも驚いた。こと歌唱力という面では特にハイトーンの部分を強い声質でアタックできるという意味ではスタダをやめた過去の歌姫である杏果やぁぃぁぃと比べても一歩抜きんでたレベルに成長してきたと思う*1
   とはいえ、歌唱力というのはハイトーンが出るとかいうようなテクニックや素質だけではないというのをこの日見せ付けたのが伊藤千由李(チームしゃちほこ)のソロだったと思う。この日のライブもよかったが、この人には出来るだけ早く杏果がやったような本格的なソロコンサートをやってもらいたいと思った。ギターの演奏といいバンドでの歌唱といい、ソロ歌手としても十分にやっていけるポテンシャルを持っている。他のメンバーは栗もえかがレッドツエッペリンの「天国への階段」が数日前にイントロ以外のデモテープを渡されたというようにきくちPの指示通りに動いていた感があったのに対して、伊藤千由李はかなりの部分は音楽監督と相談したことはあっても選曲ひとつをとっても自己プロデュースの側面が強かったのではないかと思わせた。音楽に関しては入り込みすぎそうな性格も感じられるためにソロコンについてのハンドリングは慎重にしてほしい部分もあるが、ぜひやってほしいし、できれば名古屋以外でもやってくれないかなとも思う。

*1:誤解のないように言えば歌による表現力の部分では杏果やぁぃぁぃの方が数段上だが、何と言っても2人ともまだ十代だ

坂崎幸之助のももいろフォーク村NEXT第85夜(#47)『百田夏菜子リアル生誕祭』加藤いづみ生誕前夜祭

 

坂崎幸之助のももいろフォーク村NEXT第85夜(#47)『百田夏菜子リアル生誕祭』加藤いづみ生誕前夜祭

 

 

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M01:真赤な太陽 (夏菜子&秋本帆華&伊達花彩&上田理子/美空ひばり)
M02:恋のヒメヒメぺったんこ (夏菜子&赤推し隊/姫野湖鳥)

M03:イマジネーション (夏菜子&赤推し隊/ももクロ)
M04:渚のラララ (夏菜子&赤推し隊/百田夏菜子)
M05:太陽とえくぼ (夏菜子&清井咲希/百田夏菜子)
M06:桃色空 (夏菜子&根岸可蓮春名真依彩木咲良ももクロ)
M07:シングルベッドはせまいのです (夏菜子&坂本遥奈/ももたまい)
M08:夜明けのアモーレ (夏菜子&Negicco・Megu/ももたまい)
M09:恋のフーガ (夏菜子&伊達花彩/ももたまい)
M10:Ring the Bell (夏菜子&しおりん/ももたまい)
M11:夢は心のつばさ (夏菜子&村長/ゾロリーヌ(百田夏菜子 from ももいろクローバーZ)withゾロリ(山寺宏一))
M12:初恋 (夏菜子&いづみさん/村下孝蔵)
M13:好きになって、よかった (夏菜子&いづみさん/加藤いづみ)
M14:ピンクノイズ (いづみさん&あーりん/浪漫舎)
M15:青空 (いづみさん&れに/加藤いづみ)
M16:銀天街 (いづみさん&しおりん/加藤いづみ)
M17:あこがれ (いづみさん&堀くるみ&鈴木萌花加藤いづみ)
M18:別れの律動 (いづみさん&村長/THE ALFEE)
M19:愛、かましたいの (いづみ&NegiccoNegicco)
M20:アイドルばかり聴かないで (オールキャスト/Negicco)
M21:行くぜっ!怪盗少女  (オールキャスト/ももクロ)
M22:シンシア (村長/南沙織)
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  ももクロの妹グループが大挙して出演したことで、「ももクロしか見たくない」と主張する一部モノノフから批判の声が上がっているようだが、生誕祭は毎回こんなものだったのではないか。全員集合のたこやきレインボーをはじめ、いつも以上に出演者が多いのは翌々日が「GIRLS FACTORY NEXT DAY3」で彩木咲良春名真依が出演することになっているから、遠隔地グループではあるけれどスケジュールが抑えやすかったこともあるのではないのかと思う。いずれにせよ、過去回から見てもきくちPが「ガチンコスターダストプラネット」などの他番組を通じて、スタダの妹グループのアイドルをより深く知り呼びやすくなったというのが大きな要因で、これまでも生誕祭回ではゲストを呼んで本格的なコラボをやるということは少なかった気がする。とはいえ、文句言う人たちは何にでも文句言うもので、「普通のフォーク村」と題した次の回でフォーク界の大物を呼べば「古い知らない歌ばかりでつまらない」と言い出す人がいるのだろう。
 おそらく、この番組で初めて存在を認識したというモノノフにインパクトを与えたという意味でもっとも爪痕を残したのはいぎなり東北産の伊達花彩だろう。冒頭の「真赤な太陽」でいきなり登場して、ソロパートももらい、夏菜子とのデュオメロディーでは「恋のフーガ」も歌わせてもらうという破格の抜擢だが、後からネット動画で見たのだが、最初は出演予定もなかったのが、「ガチンコスターダスト」出演中に愛来がフォーク村に出演して、夏菜子にお祝いを直接言うという話を聞いて、その場で自分も出演したいと直訴して出演を勝ち取ったものらしい。タレントとしてこういう強さは必要だし、いろんな意味で大器だと思う。
 ももクロメンバー関連では夏菜子が夏菜子推しの妹グループメンバーの挑戦を堂々と受け止めるベテランの風格を見せた。その分、カバー曲では夏菜子的に新たな挑戦といえるような楽曲はほぼなかったため、曲数こそ少なかったが、「ピンクノイズ」「青空」「銀天街」の加藤いずみさんとのデュエット3曲は新鮮さもあり、よかった。 
 玉井さんはもはや普通にギターをアルペジオで弾いて歌っていて、こともなげなのが一層素晴らしいのだが、ソロコンをどうしてもやりたくないなら、ギター演奏系のアーティストと弾き語りライブやってくれないかなあ。 
 後輩グループも実力を上げてきているとは思うが、自分の持ち歌以外を生演奏で歌うと言うのはまだ難しいようで、特に今回試練にさらされたのはたこやきレインボー根岸可蓮だっただろうか。「桃色空」を夏菜子&根岸可蓮春名真依彩木咲良というメンツで歌ったのだが、ガチガチに緊張していたのがこちらにも伝わってくるようだった。もはや杏果がひとり減ったあとでさえ、ももクロは普通に歌っているけれど、リズムや音の乗せ方が簡単ではなくて、堂本剛自らが細かく歌唱指導してレコーディングしたものだけにちょっと厳しい結果になったかもしれない。ただ再確認できたのは声が声だけに歌がうまいとは思われないのだが、春名真衣のピッチの正確さは特筆すべきものでこういう時頼りになると思った。きっと、レベンジを期しているだろうし、それだけに夏Sの「BLAST!」に懸ける気持ちは一層高まったのではないか。
    今回の「ももいろフォーク村」からは少し離れるけれどきくちPの現在の最大の野望はAKB48グループをももクロと本格的にガチンコで共演させることじゃないかと思っている。AKB48ももクロが普通の形ではテレビで共演NGだというのはテレビ関係者から実際に聞いたことはあるのだが、それがどこまで実際に圧力がかかっているのか、それとも一定の配慮(つまり忖度)でしかないのかは分からない。もっとも、ももクロとテレビというとAKBや秋元グループとは無関係でもいろんなしがらみがあることは明らかだから、AKBとの共演うんねんというのも分からない。
 ただ、それでも指原とモーニング娘。も共同企画があったのにそれを実際に生で披露するチャンスがなかったのをAKB紅白歌合戦でついに共演に成功させたり、スターダストからしゃちほこ、たこ虹を呼んで、SKE、NMBとコラボさせたりとかなり大胆な企画に取り組んで、その後もはっきりとはいえないが、HKTのを「フォーク村」に呼んだり、新たなユニット「ガチンコ☆」にHKTのメンバーを入れたりしていることを考えるときくちPと秋元氏との蜜月はいまのところ続いているのではないかと考えられ、今年のAKB紅白も引き続き、演出を担当する可能性はけっこう高いのではないかと思う。
 そうなるとももクリと時期を調整して今年こそももクロ本体がAKB紅白に乗り込みFNS歌謡祭的なコラボをAKBメンバーとやるという可能性はなくはないのではないか。
そして、その代わりにこれまでいろんな作詞・作曲家をゲストに招いているももいろフォーク村に秋元康をゲストとして招く。ここまでくれば妄想に近いのは分かっているが、きくちPの動きを見ていると野望をやはり感じてしまうし、かつてFNS歌謡祭がアイドルコラボという形では実現したが、それ以上のものを考えているような気がしてならない。

ももいろクローバーZ 10th Anniversary The Diamond Four -in 桃響導夢DAY2@東京ドームTDFの覚悟

 

 ももいろクローバーZ 10th Anniversary The Diamond Four -in 桃響導夢DAY2@東京ドームTDFの覚悟

-」2018年5月23日 東京ドーム セットリスト

SE. overture ~ももいろクローバーZ参上!!~
01. Z伝説~ファンファーレは止まらない~
02. マホロバケーション
03. BIONIC CHERRY
04. ゴールデンヒストリー
05. ココ☆ナツ
06. DNA狂詩曲
07. 桃色空
08. DECORATION
09. 行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-
10. ゴリラパンチ
11. 全力少女
12. 労働賛歌
13. コノウタ
14. 笑ー笑 ~シャオイーシャオ!~
15. 吼えろ
16. 『Z』の誓い
17. 青春賦
<アンコール>
SE. ENCORE OVERTURE
18. 今宵、ライブの下で
19. クローバーとダイヤモンド
20. あの空へ向かって

 

  4人となったももクロがどうなるのかというが最大の注目だったが、5人時代と遜色はなくむしろ以前からのファンだけではなく、この日初めて彼女らを目にした人たちにもももクロって凄いでしょと自慢したくなるようなライブであった。
  10周年の記念となるだけあって、会場のモノノフも気合いが入っていただけあってovertureは近来稀にみる気合いのはいりかたであった。いろいろあったこともあってかまさに爆発的といってよかった。

 

[DAY2] 2018年5月23日(水)<THANK YOU SOLD OUT!>
TDFの覚悟
 両日共通:open 16:00 / start 18:30 / (21:00終演予定)
 ※当日の公演内容によって終演時間が前後する場合がございます。

ももいろクローバーZ「ももクロ 春の一大事 2018」@滋賀県 布引運動公園陸上競技場(布引グリーンスタジアム)

** ももいろクローバーZももクロ 春の一大事 2018」@滋賀県 布引運動公園陸上競技場布引グリーンスタジアム



ももいろクローバーZももクロ 春の一大事
2018 in 東近江市 ~笑顔のチカラ つなげるオモイ~ 」
滋賀県 東近江 (布引運動公園陸上競技場)
野外 ライブ コンサート

セットリスト
1.DNA狂詩曲
2.BLAST!
3.行く春来る春
4.ピンキージョーンズ
5.Chai Maxx
 6.GET Z GO!!!
 7.勝手に君に
8.ザ•ゴールデン•ヒストリー
9.DECORATION
 10.希望の向こうへ
11.ももクロのニッポン万歳!
12.コノウタ
13.サボテンとリボン
14.CONTRADICTION
 15.笑一笑~シャオイーシャオ!~
16.チントンシャン
17.Link Link
 18.青春賦
19.桃色空

アンコール


20.吼えろ
21.オレンジノート
22.走れ!-Z ver.-
23.行くぜっ! 怪盗少女

 

 

ももいろクローバーZの春ライブの名称が「春の一大事」なのだが、今年からこの春のライブは地方自治体から候補地を募集、ももクロと地元が協力してライブを運営するというユニークな内容となっている。
 この雛形は昨年開催された埼玉県富士見市でのライブで生み出されたものだが、富士見市の場合は有安杏果富士見市出身だったという縁から始まったものであり、同市にアドバイザー的な役割でかかわっていた平田オリザ氏の助力もあって開催にこぎつけた。その意味では公募による開催は今回が最初であり、2日目には来年も同様の形で「春の一大事」が開催される旨の発表もあったが、アーティスト側と自治体が共同で開催する一大イベントとしての野外ライブというのはこれまで例がないものではないかと思う。
 ももクロからしても今回は今年始めの有安杏果の卒業(脱退)を踏まえて、4人の新体制により最初に開催する大規模ライブとなった。それゆえ、4人のももクロの実質的なデビュー戦として5人時代と遜色のないクオリティーのライブが出来るのかというのはひとつの見所だったが、ライブでは冒頭から「DNA狂詩曲」「Blast!」と5人での代表曲をたて続けにぶち込むといういわば先手必勝な
セットリスト。「Blast!」では杏果のパワフルな歌唱でのスタートが極めて印象的だが、ここは夏菜子が担当。モノノフの不安を断ち切るような歌声は4人のももクロの「名刺代わりの1曲」を思わせるものであった。
 とはいえ、東京周辺のような都市照明の影響を受けずに透明感のある空が広がる現地の立地も考慮にいれ、この日の白眉となったのは夕焼けの美しい桃色の空のもとで歌い上げた「桃色空」だろう。Kinki Kids堂本剛の提供曲でこれまでいろんなライブで披露して冒頭の夏菜子、杏果と続くデュオ的な歌唱部分がきわめて印象的な楽曲。
しかし、これまで野外のライブでは太陽がまったく見えない曇り空や雨模様ばかりで桃色の空の下歌ったことはなかった。
 天気に関しては日産スタジアムに豪雨の後、見事に虹がかかったあの伝説の「桃神祭」2日目をはじめ、信じられぬ天の恵みに祝福されるのがももクロライブなのだが、雲ひとつない夕空に数機の飛行機雲が見えたこの日の光景はこれまでのももクロの歴史の中でも記憶に刻まれるものとなりそうだ。
 冒頭は杏果、夏菜子から詩織、夏菜子に変更になったが、持ち味は違うけれど遜色のない出来栄え。後半の杏果のフェイクの部分はあーりんが担当になり、こちらはまだ頑張っているものの「遜色ない」とは言いがたいところだが、ここからスタートということを考えると悪くはないと思う。
 いまさら言うべきことではなく、やはり杏果の不在が大きいのは言うまでもないけれど、この日はやらなかったが2日目の最後の曲としてやったもうひとつの宿題「灰とダイヤモンド」の「砂にまかれても」などあーりんへの負担が一番大きいのかもとも思うが、個人的にはこれが大器あーりんの一層の成長を促す契機となればと思っている。まさに「灰とダイヤモンド」の歌詞をそのまま地でいくように。
<iframe width="560" height="315" src="//www.youtube.com/embed/eEWIydZ6laI" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br><a href="https://youtube.com/watch?v=eEWIydZ6laI">『吼えろ』ももクロ♡新境地へ ×ファンキー加藤  〜田中将大 最新登場曲〜</a>
 この日個人的にもっとも熱い気持ちになったのは新曲の「吼えろ」、2年前(?)の登場曲の.「GET Z GO!!!」、そしてライブの定番である「.勝手に君に」と3曲を歌って海の向こうで頑張るヤンキースの田中将投手に熱いエールを送ったことだ。なかでも「吼えろ」がよかった。さすがファンキー加藤は田中の今置かれた状況と思いをよく分かっていると思い、聞いていて涙が止まらなかった。昨年の「いつだって挑戦者」がいい歌だったから、今年も同じ歌でいいじゃないかと考えていたがそうじゃない。歌詞にははっきり歌われることはないけれど、もちろん、田中の思いは今年こそワールドシリーズに出て、マウンドで世界一に貢献することだ、その一点しかないし、メジャーの最近の動向からすれば今年が最大にして最後のチャンスかもしれない。この「吼えろ」はそういう思いのすべてを注ぎ込んだような歌で、ももクロのファンとしての見果てぬ夢は田中がこの歌をバックにワールドシリーズのマウンドに向かい勝利投手となり、栄冠をつかむことだ。大谷選手じゃないけれど、そんな漫画のようなことが起こることはないのかもしれない。でも、昨年プレーオフで喫した敗戦をいまだに背負いながら今シーズンのマウンドに登っていることは間違いないだろう。残念なのはヤンキースファンがおそらく日本語で歌われたの歌の歌詞の意味を知らないだろうことで、誰かYoutubeの翻訳職人が対訳作ってヤンキースファンも読めるようにした版を上げてくれないかなということだ。そういえばこの曲まだどこでも販売されていないよなあ。