10月のお薦め 維新派「呼吸機械」@びわ湖水上舞台
今月(10月)のお薦めアート@演劇編はなんといっても関西野外劇の雄、維新派のひさびさの野外での本公演「呼吸機械」。昨年の「nostalgia」に引き続き、<彼>と旅をする20世紀三部作の第2弾である。前回はブラジルへの日系移民の物語を横軸に登場人物が20世紀の歴史を再体験するようにブラジルからアメリカへと縦断する、というものだったが、今回の舞台は一転して第2次世界大戦中の東欧。戦災孤児の少年カイ、アベル、イサク、そして少女オルガの4人は戦火の中をあてどなく彷徨う。地雷を怖れ、野草を食み、時には盗みを働きながらひたすら彼らは歩き続ける。そして彼らの前に現れるは旅芸人の一座……。南米を舞台にラテンの香りを感じさせた前作からは一変、今度はアンジェイ・ワイダの映画や、ギリシャ映画「旅芸人の記録」などを連想させる世界がスペクタクルに展開していく。そして、松本雄吉によれば三部作をつなぐ扇の要のような存在として位置づけられた<彼>=巨人は今回は琵琶湖のほとりにどんな姿を見せるのか。
私は3日の舞台を観劇の予定。
維新派「呼吸機械」
<彼>と旅をする20世紀三部作 #2
■日時 2008年10月2日(木)〜5日(日)
9日(木)〜13日(月・祝)
全日 18:30開場 19:00開演
※上演時間は約2時間を予定しています。■会場 さいかち浜 野外特設劇場 <びわ湖水上舞台>
(滋賀県長浜市高橋町さいかち浜/JR田村駅西口より徒歩約5分)■料金 一般 ¥6,000 18才以下 ¥5,000 <全席指定・税込>
(当日券各500円UP)
※維新派でお申し込みされた方で、一回のお申し込みにつき
5枚以上お買い上げの方は1枚につき500円割引■チケット発売日 7月13日(日)
■チケット取り扱い
発売日以降に、維新派のサイト、維新派事務所【06-6763-2634(平日10:00〜18:00)】、
また滋賀県内施設、各プレイガイドにてお申込みできます。