ももクロ&アイドル blog (by中西理)

ももいろクローバーZとアイドルを考えるブログ

「演劇の新潮流2 ポストゼロ年代へ向けて 特別編/快快トークショー」

ゲスト・篠田千明(快快・演出家)ほか
コーディネーター・中西理(演劇舞踊評論)


 東心斎橋のBAR&ギャラリーを会場に作品・作家への独断も交えたレクチャー(解説)とミニシアター級の大画面のDVD映像で演劇を楽しんでもらおうという企画がセミネール「演劇の新潮流」です。今年は好評だった「ゼロ年代からテン年代へ」を引き継ぎ「ポストゼロ年代へ向けて」と題して現代の注目劇団・劇作家をレクチャーし舞台映像上映も楽しんでいただきたいと思います。今回は特別編と題して快快を取り上げて、「SHIBAHAMA in Osaka」(大阪公演4/ 28〜5/2)に向けて関西に滞在中の篠田千明さん(演出担当)ら快快のメンバーをトークゲストに迎えて、この集団のユニークな集団創作の方法や最近の海外公演などでのこぼれ話などを聞きながら、東京で今もっとも注目される若手劇団とされている快快の魅力に迫っていきたいと思います。

快快

 「ゼロ年代からテン年代へ」では前田司郎*1三浦大輔*2岡田利規*3ゼロ年代の作家たち。「わが星」で岸田戯曲賞を受賞し話題の柴幸男をはじめ、快快(篠田千明)、柿喰う客(中屋敷法仁)、悪い芝居(山崎彬)らこれからの10年間の新しい潮流を作って行きそうな作家たちの舞台を取り上げてきました。
 新シリーズでは引き続きポストゼロ年代演劇の劇作家らを紹介していき、この世代に起きている新たな潮流の最新の動きを紹介していくとともに90年代半ば以降は平田オリザに代表される「群像会話劇」「現代口語演劇」中心の現代演劇の流れの非主流となってきた「身体性の演劇」の系譜の流れを紹介していきたいと考えています。

【日時】4月13日 7時半〜
【演目】快快の最近の舞台映像を見てもらいながら、その舞台の魅力について演出家の篠田千明さんに話してもらう予定。今回はレクチャー形式にはせずにお酒(ソフトドリンクも可)を飲みながら気軽にこぼれ話などを話してもらおうと考えています。
 

【場所】〔FINNEGANS WAKE〕1+1 にて 【料金】¥1500[1ドリンク付]  
※[予約優先]  定員20人ほどのスペースなので、予約をお願い致します。当日は+300円となりますが、満席の場合お断りすることもあります。
【予約・お問い合わせ】 ●メール fw1212+110413@gmail.com  あるいは BXL02200@nifty.ne.jp(中西) 希望日時 お名前 人数 お客様のE-MAIL お客様のTEL お客様の住所をご記入のうえ、 上記アドレスまでお申し込み下さい。ツイッター(@simokitazawa)での予約も受けつけます
06-6251-9988 PM8:00〜 〔FINNEGANS WAKE]1+1 まで。 web:fw1plus1.info  Bridge Gallery & Bar 〔FINNEGANS WAKE〕1+1 大阪市中央区東心斎端1-6-31 リードプラザ心斎橋5F (東心斎橋、清水通り。南警察署2軒西へ)

SHIBAHAMA in Osaka
Date:
4/ 28(thu) 20:00
  29(fri) 18:00
  30(sat) 18:00 アフターパーティあり
5/ 1(sun) 14:00
  2(mon) 14:00
受付は開演60分前、開場は30分前より開始 / 全席自由

Ticket:Reserve ¥2,500 / Door ¥3,000
チケット予約は2011年4月1日(金)←(快快-faifai-3周年記念日ぃ〜☆ミ)より www.faifai.tv にて受付開始!

作 北川陽子
演出 篠田千明
出演 / 制作 快快-faifai-
宣伝美術 cochae
主催 MAD荘(コーポ北加賀屋102)
助成 大阪市

Information:info@faifai.tv / www.faifai.tv
080-4094-1195(電話でのお問合せは11:00〜20:00まで)
twitterID : @faifaijapan
http://www.facebook.com/faifaijapan

ゼロ年代からテン年代へ」
第1回
指値(快快)「霊感少女ヒドミ」  
五反田団「長く吐息」
快快「ジンジャーに乗って」 
ミクニヤナイハラプロジェクト「五人姉妹」 
第2回 
渡辺源四郎商店「俺の屍をこえてゆけ」「河童」ほか
第3回
ポツドール「顔よ」
第4回
柿喰う客「真説・多い日も安心」
特別編
少年王者舘「夢+夜」
ままごと「わが星」
toi「あゆみ」ほか
第5回
悪い芝居「嘘ツキ、号泣」
第6回
デス電所「夕景殺伐メロウ」

セミネールで使用した主な映像
チェルフィッチュ
「三月の5日間」「フリータイム」「目的地」
 ニブロール
ニブロール 初期秀作集」「3年2組」「青ノ鳥」初演版「青ノ鳥」NHK放映版
「ROMEO OR JULIET」「no direction」
青年団
「冒険王」「バルカン動物園」「S高原から」「東京ノート」(南河内万歳一座「S高原
から」)
イデビアン・クルー
「排気口」「くるみ割り人形
弘前劇場
「家には高い木があった」「職員室の午後」「冬の入り口」「あの川に遠い窓」(山田
辰夫・村田雄浩出演)
レニ・バッソ
「Finks」「ゴーストリー・ラウンド」「Slowly,slow for Drive」「パラダイスローグ
 Paradiselogue」
五反田団
「ながく吐息」「さようなら僕の小さな名声」「いやむしろわすれな草」
ポツドール
「恋の渦」「顔よ」「激情」など
珍しいキノコ舞踊団
「フリル(ミニ)ワイルド」「作品集抜粋」
ダムタイプ
「pH」「OR」「メモランダム」
藤本隆行
「true」「Refined colors」「lost」など
上海太郎舞踏公司
ダーウィンの見た悪夢」「マックスウェルの悪魔」「RITHZM」など
ヤザキタケシ
「ブルータイム」「GUYS2」(トリイホール)「ヤザキタケシVS伊藤キム」など

快快(ファイファイ、faifai)は2008年4月1日に東京で結成された演劇制作チームである。その活動は演劇のみならず、ダンス、映像、パーティ、イベント等の企画・制作などの多岐に渡り、特定のリーダーを作らない集団制作のスタイルを特徴としている。2008年4月1日、「小指値」を母体に「快快」へと改名した。

主なメンバーは、北川陽子(脚本家/演出家)、篠田千明(イベンター/演出家)、天野史朗(デザイナー/俳優)、山崎皓司(俳優)、佐々木文美(舞台美術家)、大道寺梨乃(俳優)、中林舞(俳優)、野上絹代(俳優/振付家)、藤谷香子(スタイリスト/衣装制作)、山本ゆい(制作)。

作品の内容は一見して演劇的であるが、舞台上での役者の動きはコンテンポラリー・ダンスを 軸としており、生身の人間が演じることで生じる再現性と行為性とのズレに視座をおく「物語ること」を重視したスタイルが特徴。


「小指値」としての活動
「快快」の前身となる「小指値」は、当時多摩美術大学映像演劇学科に在籍していた有志たちにより2004年12月に結成され、2008年3月31日までその活動を継続する。命名は詩人・映像作家の鈴木志郎康
2004年
2004.12/第1回本公演/多摩美術大学卒業制作小指値旗揚げ公演 『顔よ! 勃ったら1M』@西荻窪 WENZスタジオ
2005年
2005.5/第2回本公演 『MY NAME IS I LOVE YOU』@中野 STUDIO SAI
2005.7/番外公演「cinra-salon vol.007」参加 『eat UNKO 40$/うんこ食べたら40万円』@千駄ヶ谷 LOOP-LINE
2005.8/番外公演「cinra-salon vol.008」参加 『人魚、海へ帰る』@海の家「おとひめ亭」(鎌倉)
2005.9/番外公演 cinra+Pappa TARAHUMARA共催公演「ベット」参加 『Getoo appoo on wessaide』@渋谷 UPLINK factory
2005.11/第3回本公演 『俺は人間』@新宿 タイニイ・アリス
2005.12/小指値が主催する歌と踊りのエンターテイメンツ 『KOYUBICHI Nightz@青山 MANDALA』
2006年
2006.2/「cinra-salon vol.00?」参加 『イマジネーション反応実験』@下北沢PIGA
2006.3/co-lab三番町オープニングパーティー参加 『イマジネーション反応実験』@co-lab三番町
2006.4/Stoned Soul Picnic Vol.15 japanoise night!参加@西麻布BULLET'S
2006.4/第4回本公演 『Zeller Schwarze Katz[コミック編]』@中野 STADIO SAI/渋谷 LE DECO 4F
2006.8/第4回本公演 『Zeller Schwarze Katz[論文編]』@王子小劇場
2006.9/ Stoned Soul Picnic Vol.16 japanoise night!参加@恵比寿MILK
2006.11/labo#20 STスポットラボアワード(キュレーター桜井圭介)参加 『I wanna be a machine but…』@STスポット
2006.12/「欽ちゃん&香取慎吾全日本仮装大賞」予選参加 『愛・地球人』@日本テレビ予選会場
2007年
2007.4/小指値が主催する歌と踊りのエンターテイメンツ 『KOYUBICHI Nightz 2nd anniversary』(新作『\2000』発表)@STAR PINE'S CAFE
2007.5/「弟15回ガーディアン・ガーデン演劇フェスティバル」参加 『I wanna be a machine but…(PROTOTYPE)』(マーメイドkoyubichiによるX JAPAN「紅」)@吉祥寺シアター
2007.5/番外公演 『オールテクニカラー』@半蔵門アーツファースト
2007.5/「コミュニケーションアートバー」参加 『an adult boy atom』@アサヒアートスクエア
2007.7/第5回本公演 『Mrs Mr Japanese』@王子小劇場
2007.8/15minutes made参加 『R時のはなしver.0』@ザムザ阿佐谷
2007.9/番外公演 横浜シリーズ STスポット提携公演 bankart Cafe Live Series 2007参加『[get]an apple on westside/R時のはなし』@STスポット/bankart studio NYK
2007.11/「プロペラ犬」(水野美紀 楠野一郎)旗揚げ公演 『マイルドにしぬ』美術担当
2007.12/「Stoned Soul Picnic Vol.18 japanoise night!」参加@恵比寿MILK
2007.12/小指値が主宰する忘年会『小指値の忘年会』@STスポット
2008年
2008.2/小指値REMIX 2007「冬のサミット」参加 『霊感少女ヒドミ』(原作: ハイバイ)@こまばアゴラ劇場
2008.5/『ジンジャーに乗って』@王子小劇場

 

*1:セミネールWEB講義録・前田司郎 http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/00000410

*2:セミネールWEB講義録・三浦大輔 http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/00000501

*3:セミネールWEB講義録・岡田利規 http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/00000226