ももクロ&アイドル blog (by中西理)

ももいろクローバーZとアイドルを考えるブログ

初音ミク「マジカルミライ 2014」@東京・東京体育館

セットリスト
M0「High-energy Particle」 アーティスト:EVALA
M1「カゲロウデイズ」 アーティスト:じん
M2「二次元ドリームフィーバー」 アーティスト:PolyphonicBranch
M3「心臓デモクラシー」 アーティスト:みきとP
M4「ありふれたせかいせいふく」 アーティスト:ピノキオピー
M5「スキキライ」 アーティスト:HoneyWorks
M6「からくりピエロ」 アーティスト:40mP
M7「Weekender Girl」 アーティスト:kz (livetune) × 八王子P
M8「FREELY TOMORROW」 アーティスト:Mitchie M
M9「深海少女」 アーティスト:ゆうゆ
M10「ピアノ×フォルテ×スキャンダル」 アーティスト:OSTER project
M11「erase or zero」 アーティスト:クリスタルP
M12「glow」 アーティスト:keeno
M13「Hello, Worker」 アーティスト:KEI
M14「アカツキアライヴァル」 アーティスト:Last Note.
M15「ワンダーランドと羊の歌」 アーティスト:ハチ
M16「Tell Your World」 アーティスト:livetune
M17「東京テディベア」 アーティスト:Neru
M18「Last Night, Good Night(Re:Dialed)」 アーティスト:livetune
M19「キャットフード」 アーティスト:doriko
M20「EARTH DAY」 アーティスト:Harry(はりーP)
M21「ゆめゆめ」 アーティスト:DECO*27
M22「ODDS&ENDS」 アーティスト:ryo(supercell)
アンコール
M23「Sweet Devil」 アーティスト:八王子P
M24「shake it!」 アーティスト:emon
M25「39」 アーティスト:sasakure.UK×DECO*27

初音ミクのライブに参加するのは昨年の横浜アリーナに次いで2回目になる。昨年行ったときには予想してたような曲をあまりやらなかったのとミクのライブは初めてで様子が分からなかったこともあり、とまどいは隠せなかったのだが、今回思ったのはアーティストが違うというだけで、ミクライブと他のアイドルなどのライブに本質的な差異はないんじゃないかということだ。
もちろん、そこにあるのは単なる3次元の映像にすぎないことは分かっているのだが、そんなことを言い出せばライブビューイングの映像を前にして感じるライブの臨場感だってこちらは2次元の映像が生み出すイリュージョンにすぎないわけだ。さらにいえばアニメ映画の「アナと雪の女王」の登場人物にだって感情移入はできるのだから、生バンドと大勢の観客がリアルに生み出すライブ感と組み合わさればそこにリアルに何かいてそれはそこに生きているという感覚がそこで生まれるのは何も不思議なことではない。


人が初音ミクの何に引かれるのかということに関して、このライブを通じて感じたことがいくつかある。それは例えば音楽性やイメージの多様性などに関して言えば初音ミクの楽曲並びにビジュアルイメージなどが多数の才能が参加したN次創作であることなどが挙げられる。そしてそれは確かに重要な要素ではある。しかし、今回ライブを見てそのなかで感じたのは初音ミクには初音ミクの固有の物語があり、ある種の擬人化された姿に人は引かれるのではないかと感じたのである。