ももクロ&アイドル blog (by中西理)

ももいろクローバーZとアイドルを考えるブログ

革命アイドル暴走ちゃん TPAM 2018 in YOKOHAMA TPAMフリンジ参加作品「萌え萌え♥ハリケーン Totes Adorbs♥Hurricane」

** 革命アイドル暴走ちゃん TPAM 2018 in YOKOHAMA TPAMフリンジ参加作品「萌え萌え♥ハリケーン Totes Adorbs♥Hurricane」
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音楽・構成・演出 二階堂瞳子
Music, Concept and Direction Toco Nikaido

 

日本独自に生まれたヲタク文化をアートに転化した作品を創作する二階堂瞳子率いる革命アイドル暴走ちゃんは……

なんとっ!現代アートの祭典に続き、まさかまさかの国際映画祭にスペシャルプログラムとして登場∑(゚Д゚)!!びっくりっ

この映画祭は1972年に始まり、毎年12日間の会期中に 約600作品が上映され、来場者数が30万人を記録する、近年では世界三大映画祭につぐ、重要な映画祭のひとつに数えられており、並行してさまざまなプロジェクトが開催されています。

まさか国際映画祭に招へいされるなんて、本当に驚きですが、もはや暴走ちゃんは舞台芸術の域を越えていってしまったようです。

ロッテルダム国際映画祭の特別プログラム「the thematic programme」でおはぎライブを行う予定です!
からの2月!即凱旋!?横浜でのTPAM公演を合わせた日欧ツアー!

なお、今回は男女混合、バキバキ萌えっ萌え電波キャンキャンマンパワーでの全軍突撃日欧ツアー!

 

キャスト/Performer
出来本泰史 (革命アイドル暴走ちゃん)
宇賀神琴音 (革命アイドル暴走ちゃん
青根智紗
 江花明里 (劇団天丼)
治はじめ
窪田裕仁郎 (Voyantroupe/しもっかれ!)
鯉和鮎美 (FUKAIPRODUCE羽衣)
咲良 (-StoryDanceGroup- TAO )
菅木まほ (劇団こめの子)
立本夏山
 鄭佳奈
 土橋美月
 中井宏美
 那須野綾音
ぼたもち
松下豪
マロニー
峰ゆとり (劇団鹿殺し)
渡邊清楓

※オランダのみ
竹内純

※横浜のみ
犬吠埼にゃん (大江戸ワハハ本舗・娯楽座)
 岡村峰和
 加藤真悟
 川島優人
 芹澤采
ヒガシナオキ (gekidanU)

スタッフ/Staff
 <オランダ>
 照明 安藤達朗
 映像製作 宮本瑛未
 映像操作・カメラ 矢口龍汰
 演出助手 そめかあやや(革命アイドル暴走ちゃん)・小林ありさ
舞台監督・制作 樺澤良

<横浜>
 舞台監督 森下紀彦
 音響 安藤達朗
 照明 横原由祐
 映像製作 宮本瑛未
 写真撮影 Cyclone_A
演出助手 小林ありさ・佐賀モトキ (Straw&Berry)・吉田光
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  革命アイドル暴走ちゃんは日本の「オタク」カルチャーを象徴するアニメ主題歌(アニソン)、アイドル楽曲、ボカロ楽曲とノンストップのBGM風にかけながら、それに合わせて、歌、踊り、オタ芸などを同時多発的に展開していく。さらに言えばそうした要素に加えて、この舞台では一昨年流行した「恋ダンス」や「レ・ミゼラブル」の「民衆の歌」の抜粋なども挿入され、ごった混ぜなカオス状況を演出していく。
 実は日本人のオタクであっても、そうであればこそアニメオタクはアイドルのことを知らないどころか、一般に強い反感を持っているなど好みの分断があるため、個々の楽曲のすべてに詳しい人は圧倒的少数派とも思われるが、そうしたことが全部は分からなくても、お祭り的に誰もが楽しめるのが革命アイドル暴走ちゃんのワンアンドオンリーの魅力である。
   舞台がカオス的に展開するということもあって、以前は歌っている歌の歌詞などがよく聞こえないことも多かったが、意図的な重ね合わせなどでかき消されるような部分の演出は依然あるものの、中心の歌唱メンバーの歌はちゃんと聞こえるように変化してきている。音楽レビューとしての完成度は高まっている。
 もっともカオス性が生み出す祝祭性の部分にパフォーマンスの魅力の核はあるだけにうまくなっては暴走ちゃんらしさが薄まってしまうという批判もファンの一部からは出てきそうで、そのあたりをどうバランスをとっていくのか二階堂瞳子が微妙なさじ加減をどうしていくかが、今後のこの集団の方向性を大きく変えてもいきそうで、この集団が今その分岐点にいることは確かかもしれない。 

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