ももクロ&アイドル blog (by中西理)

ももいろクローバーZとアイドルを考えるブログ

高城れに『CongratuRenichan〜The 02 season 2020〜』

高城れに『CongratuRenichan〜The 02 season 2020〜』



Dancingれにちゃん
Ride on time/MAX
キューティーハニー/倖田來未
MC:自己紹介
ダンシング・ヒーロー/荻野目洋子
VALENTI/BoA
タマシイレボリューション/Superfly
DJ&バンド紹介
everydayれにちゃん

 

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 来年に延期になった高城れにソロコンの代わりとして配信する無観客ライブ。高城れにのソロコンはここではアイドル楽曲を歌う、バンド系の音楽を主体にカバー曲を、オリジナル曲、3月9日など毎年歌う恒例の楽曲などに4つか5つのブロックに分かれているのだが、この日はBoA、Superfly、荻野目洋子、倖田來未ら歌唱力が要求される新旧歌姫系のボーカリストの楽曲などをバンド演奏に乗せて披露した。
 登場した瞬間に高城れにとそれの左右に付き従うような4人のダンサーが全員マスクというか、口鼻を覆い隠すレースのようなものを衣装としてつけているので、驚かされたが、マスクはれにちゃんバンドのメンバーも全員がつけていた。中東的なイメージのあるバーレスク風の衣装とも相まって(と書いたけど写真見直したら忍者(くノ一)かもしれない。)、マスク自体はすごく似合っていたし、5THE DIMENTIONでは全頭マスクを経験しているモノノフ(ももクロファン)にはこの程度は全然普通のことだし、もっと奇抜な衣装で出てくる可能性もあると考えてもいたので、安心したのではないか。
 理屈だけで考えれば激しく踊り、歌う高城れにとこれも息遣いが激しく、時には接近するような場合もあるダンサーがつけているのはコロナ対策上の理由があるとしても、互いにある程度離れた場所で演奏するバンドメンバーがそこまでする必要はあるのかという疑問もある。それゆえ、これは現実的な対策というよりはコロナ後のライブを強調するプレゼンテーションのような意味合いが大きかったのではないかと思う。


Dancingれにちゃん


 冒頭の「Dancingれにちゃん」は今年のソロコン向けに用意した新曲で名刺代わりの1曲という感じだろうか。その後に続く5曲がこの日の見せ場であろう。歌唱力に自信がある人以外は歌わないだろうと思われるようなラインアップである。



Ride on time/MAX
キューティーハニー/倖田來未
ダンシング・ヒーロー/荻野目洋子
VALENTI/BoA
タマシイレボリューション/Superfly

 

 あらためて、原曲を動画で再確認してみるとBoAやSuperflyはとんでもなく凄いはということが一目見れば直ぐわかるが、高城れにのパフォーマンスも相当健闘している。もしYoutubeなどに上がれば相変わらず「下手は歌うな」というレスはつくかもしれないが、歌い方が高城れにのものになっているので、例えオリジナルと違ってもこれはもはや下手なのではなくて、こういう歌い方なのである。そういうレベルに上がってきていると思う。そもそも、ソロコンの選曲はフォーク村のようにプロデューサーが決めたものではなくて、本人が決めている(当然曲目から考えて、母親などに相談しているとは思う)ものだから、それでこういうハードルの高そうな曲が上がってくること自体、歌を歌うということに関する意欲が格段に上がっていることが分かるだろう。
 観劇直後の感想もアイドルとして可愛いというようなものではなく、例えば最初はアイドル的な魅力に溢れていた松田聖子安室奈美恵がそうした魅力を維持したままでアーティストとしての表現が素晴らしいというような評価を受けるように変わっていったように成熟した大人のアーティストの魅力も表現できるようになった。
 とはいえ、「everydayれにちゃん」のようなオリジナル曲では相変わらずアイドルとしての魅力も存分に発揮しており、こういうことなる要素の混在が高城れにの魅力といえるかもしれない。


Ride on time


2002 08 31 BoA VALENTI


Superfly - タマシイレボリューション (LIVE)



 


gyao.yahoo.co.jp

■視聴期間
▼生配信
2020年6月25日(木)18:30〜

▼見逃し配信
2020年7月1日(水)0:00〜2020年7月31日(金)23:59

■出演者
高城れに
ももいろクローバーZ

 


simokitazawa.hatenablog.com
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