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うずめ劇場「砂女←→砂男 砂男」@下北沢ザ・スズナリ

 

「砂男」 原作:E.T.A.ホフマン 脚本・演出:天野天街[少年王者舘]:
 出演:
 荒牧大道:ナタナエル(砂男の影におびえる)
 奥野美帆:クララ(ロータール妹でナタナエル恋人)
 日下諭 :ロータール(ナタナエル幼なじみ)
 後藤まなみ:オリンピア(スパランツァーニの娘)
 谷原広哉:もうひとりのナタナエル
 政修二郎:スパランツァーニ教授
 高橋佑輔:コッポラ(晴雨計売り コッペリウスくりそつ)
 河村岳司:コッペリウス
 石山慶 :父
 山村涼子:母
 日下範子:ホフマン?(妹)
 太田朝子:ホフマン?(妹)
 キムナヲ:ホフマン?(乳母)
 竹内もみ:ホフマン?(妹)
 二宮彩乃:ホフマン?(妹)
 @下北沢 ザ・スズナリ(2014/2/7-11 10ステージ)
 http://www.honda-geki.com/suzunari.html
 一般 前売・予約4500円 当日5000円 学生3000円 “女←→男”通し券6800円

 舞台美術:石原敬 照明:桜井真澄 音響:岩野直人 映像:浜嶋将裕
 音楽:坂本弘道 「砂女←→砂男」オリジナルテーマソング『今日』
 歌:UA 作曲:坂本弘道 衣装:仲村祐妃子 宣伝美術:アマノテンガイ
 ロゴ:田岡一遠 スチール:宮内勝 振付:夕沈 舞台監督:井村昂
 舞監助手:伊東龍彦、村信保 演出助手:二宮彩乃、石坂雷雨
 文芸担当:藤澤友 制作:佐藤武、松尾容子 主催:うずめ劇場

 バレエ「コッペリア」の原作としても知られるエルンスト・ホフマンの幻想小説「砂男」を少年王者舘天野天街が脚色、演出。凄まじいまでのナイトメアの世界。ドイツ表現主義を思わせる圧倒的なビジュアルに引き込まれた。
 バレエの「コッペリア」は自動人形コッペリウスに恋してしまうフランツをコミカルなタッチで描いているが、原作の「砂男」は結局はハッピーエンドになっているバレエとは趣きがずいぶんと違う不気味な物語だ。あらすじを簡単に紹介すると次のようだが、通常原作の物語を換骨奪回してバラバラに分解してしまうことも多い天野演出だが、今回は円環(ループ)構造の多用など少年王者舘と同様な天野演出の特徴は受け継ぎながら、
 砂男は、夜眠れぬ子供の目の中に砂をかける妖怪である。砂をかけられると眼球は飛び出し、砂男のものになる。 主人公のナタナエルは幼い頃、自分の父と一緒に怪しい実験をしていた、コッペリウスが「砂男」だと信じ、その影に怯えて暮らしていた。成長した彼は、コッペリウスに良く似た晴雨計売りの男コッポラに出会う。そして彼の望遠鏡を覗いた途端、スパランツァーニ教授の美しい娘オリンピアに心を奪われる。 後日、教授の催したパーティーに現れたオリンピアの手は氷のように冷たかった。その動きはぎこちなく、話しかけてもただため息をつくばかり。しかしナタナエルがその目を凝視すると、愛と憧れが溢れてくる。 次にナタナエルが教授の家にやってくると、乱闘の末教授は血まみれで倒れ、コッポラことコッペリウスが、オリンピアを抱えて逃げていった。オリンピアは木でできた、ぜんまいで動く自動人形だったのだ。ナタナエルをじっと見つめるオリンピアの眼球を教授が投げつける。そしてナタナエルは発狂し、教授を殺そうとして精神病院に担ぎ込まれる。 その後、正気を取り戻したナタナエルだったが、市庁舎の塔の上で、望遠鏡を覗いて婚約者クララを見た途端、彼は再び発狂し、コッペリウスが予見した通り塔から身を投げて死ぬ。