ももクロ&アイドル blog (by中西理)

ももいろクローバーZとアイドルを考えるブログ

1001-01-01から1年間の記事一覧

■2004年の演劇ベストアクト − 私が選ぶ10の舞台

■2004年の演劇ベストアクト − 私が選ぶ10の舞台 中西 理<演劇コラムニスト> チェルフィッチュ「三月の5日間」「労苦の終わり」 クロムモリブデン「なかよしshow」「ユカイ号」 維新派「キートン」 ポツドール「ANIMAL」 トリのマーク「向島のトリのマーク …

「祝祭からハイアートに変容する維新派」

維新派「キートン」(構成・演出松本雄吉)を大阪南港ふれあい港館駐車場の特設野外舞台で見た。サイレント映画時代の喜劇王キートンへのオマージュとして作られた作品である。台詞はほとんどなく、すべてが身体の動きと美術も含めたビジュアルプレゼンテー…

■2004年の演劇ベストアクト − 私が選ぶ10の舞台

■2004年の演劇ベストアクト − 私が選ぶ10の舞台 中西 理<演劇コラムニスト> チェルフィッチュ「三月の5日間」*1「労苦の終わり」 クロムモリブデン「なかよしshow」*2「ユカイ号」 維新派「キートン」 ポツドール「ANIMAL」 トリのマーク「向島のトリのマ…

上方芸能原稿

関西のコンテンポラリーダンスが最近すごく面白い。主として若手の振付家を対象にその年に上演された作品のうち8本を選び、最優秀作品(振付家)を審査するトヨタコレオグラフィーアワードが設立されて3年がたつがこのうち1年目に砂連尾理+寺田みさこ、3年…

永遠かもしれない

舞台冒頭ではまず出演を控え、誰もいない劇場で物思いにふける漫才師が真面目なタッチで描かれる。漫才師、藤井耕平(前畑陽平)は過去に自動車事故で恋人と実姉と漫才の相方を失い、心に深い傷を負っていることが明らかになる。亡くなった彼らは妄想のよう…

ワイアーレビュー

WI'RE「CROSS2(⇔)」(サカイヒロト構成・演出・美術)を大阪港・中央突堤2号上屋倉庫内の<仮設劇場>WAで観劇した。<仮設劇場>WAは昨年行われた「小劇場のための<仮設劇場>デザインコンペ」により大賞に受賞した作品を実際に製作したもので、これを大…

宮部みゆきとシベリア少女鉄道と京大ミステリ研

宮部みゆき「心とろかすような」を読んで初めて気が付いたのだけれど、このシリーズって(ということは宮部みゆきのデビュー長編「パーフェクト・ブルー」も)犬の一人称描写で書かれていたのね。というようなことをわざわざ書いたのはこの短編集を読んでい…

2016年演劇ベストアクト

年末恒例の2016年演劇ベストアクト*1 *2 *3 *4 *5 *6 *7 *8 *9 *10 *11 *12 *13 を掲載することにしたい。さて、皆さんの今年のベストアクトはどうでしたか。今回もコメントなどを書いてもらえると嬉しい。 2016年演劇ベストアクト 1,青年団リンク キュイ「…