「平らな時代 おたくな日本のスーパーフラット」(永江朗著)
「平らな時代 おたくな日本のスーパーフラット」(永江朗著)を読了。著書とホンマタカシ(写真)、アトリエ・ワン(建築)、会田誠(現代美術)、堀越高樹(キリンジ=音楽)ら10人の気鋭のクリエイターとの対談集である。表題のとおりに「スーパーフラット」(村上隆)と「動物化するポストモダン」(東浩紀)がキーワードであるようだが、全体を読んでの印象はやや強牽附会かと思う。分野によっても違うし、第一主題に挙げた「スーパーフラット」と「動物化」「テータベース化」とでは違う概念だろう。分野によって当てはまりやすいほうを強引に当てはめるのはどうなのか。全体のコンセプトは気になったが、個々のアーティストは魅力的。会田誠、ホンマタカシはまとめて作品を見てみたいという気にさせられた。
と思ったら、11月8日から会田誠に取材したこんな映画(http://www.bbb-inc.co.jp/aida/)が封切られるみたいだ。これはぜひ見なくちゃと思う。