ももクロと元SMAP(稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾)の「3人だけの72曲生ライブ」@AbemaTV
ももクロと元SMAP(稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾)の「3人だけの72曲生ライブ」@AbemaTV
SMAPの熱心なファンというわけじゃないのだけれど人気グループになる前に演劇の舞台に出ている草なぎ剛と稲垣吾郎を見て俳優としての実力に感心させられたことがあった。その頃から俳優集団としてのSMAPには注目し、ドラマなども折に触れ見てきた。
今は私がファンであるももクロがドリフターズや嵐やSMAPのような息の長いグループを目指したいと以前から言い続けていることもあり、ジャニーズを退社した3人がどうなるかというのが気になった。
もうひとつは新しい地図の3人が今回ももクロが主戦場としているネット配信の世界に入ってきたことで、目標のひとつであったSMAPとももクロの距離が測れるのではないかということだった。
そして、まず分かったのは(というかこれまでも薄々分かってはいたが、はっきりしたことは)、国立競技場でのライブを成功させたことなどで最近でこそ時折「国民的アイドルグループ」と呼ばれることもあるももクロではあるが、真の国民的アイドルグループとはどのくらいの人気なのかということについて改めて思い知らされたことだった。AbemaTV史上最高の7400万超の総視聴数というのはそのまま本当の視聴者数というわけではないとディスる声もネット上ではあるけれど、これがどの程度の数字なのかというと今年初めのももクロカウントダウンライブ「第二回ゆく桃くる桃 ~年またぎ笑顔 三昧~ 」が220万視聴越え(4時間)を記録しこれがその時点でのAbemaTV生中継史上初で、これだけでもネット中継の世界ではモンスターグループと呼ばれたものだが、これを1時間当たりに換算すると55万。一方、72時間ホンネテレビは7400万だから1時間当たり102.8万。単純計算で言えば単位時間倍近い総視聴数の差をつけられているわけだが、ももクロの方は大みそかの4時間という視聴数が伸びやすい時間帯。それに対し今回は再放送を流しただけの夜中の時間帯を含む数字だから本当はもっと大きな差があるかもしれない*1。
いずれにせよSMAPはずっと以前からももクロの目標だった。しかし、同じく目標に掲げたドリフターズはこれまで個々のメンバーとつちかってきた関係を基に今月12日放送のフジテレビ「三宅裕司と春風亭昇太のサンキュー歌謡曲」に出演、ドリフターズ3人(加藤茶、高木ブー、仲本工事)と共演しドリフ名曲メドレーを一緒に演奏する。嵐も何度も番組に読んで貰い、嵐のライブにはおそらくジャニーズ側の招待でメンバーが見に行ったりとそれなりの関係は保ってきたが、ことSMAPに関しては完全にももクロ側の片思いでこれといった接点はこれまでなかった。
興味深いのは先日行われた「ももいろフォーク村」でももクロが初めてSMAPの「ススメ!」を歌ったことだ。ももクロはKinki Kidsの番組で「硝子の少年」を歌ったりもしているし、ジャニーズグループの歌を歌ったことはこれまでもあるけれど、この微妙な時期にこれまで歌ったことのないSMAPの曲を歌ったことは明らかにたまたまではない、はっきりした意図があるのは確かだ。
それというのも曲を選んだのは地上波時代には「僕らの音楽」を担当、草なぎ剛をナレーターに起用したきくち伸プロデューサーであり、ジャニーズはCSには出ないため、これまでは呼べなかったが、退社した3人はそういうしばりがなくなるために虎視眈々とチャンスをうかがっているのは間違いないからだ。ももクロサイドも共演にこぎつければ実は有安杏果は子役時代に草なぎ剛と親子役を演じたことがあるなどの隠し玉も持っているのだが。
セットリストのうち◎をつけたものはライブないしフォーク村 などでももクロもカバーしたことがある楽曲。SMAPの歌は歌わないとしてもまずこのうちの何かで共演してほしい。
『3人だけの72曲生ライブ』のセットリスト1.『学園天国』小泉今日子 ◎2.『バンザイ~好きでよかった~』 ウルフルズ
3.『今宵の月のように』 エレファントカシマシ
4.『innocemt world』 Mr.Children
5.『キセキ』GReeeeN
6.『イージュー★ライダー』 奥田民生
7.『あの素晴らしい愛をもう一度』 加藤和彦と北山修 ◎
8.『Around The World』 MONKY MAJIK
9.『WON’T BE LONG』 バブルガム・ブラザーズ ◎
10.『WOW WOW TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~』 H jungle with t
11.『ガッツだぜ!!』ウルフルズ
12.『CHE.R.RY』 YUI ◎
14.『LOVE SOMEBADY』 織田裕二
15.『スリル』 布袋寅泰 ◎
16.『ラブリー』 小沢健二
17.『OH MY LITTLE GIRL』 尾崎豊
18.『Diamonds』プリンセスプリンセス ◎
19.『HELLO』福山雅治
20.『愛してる』米米CLUB
21.『サイレントマジョリティー』 欅坂46
22.『打上花火』 DAOKO×米津玄師
23.『恋』 星野源 ◎
24.『少年時代』 井上陽水 ◎
25.『青空』THE BLUE HEARTS ◎
26.『僕の見たビートルズはTVの中』 斉藤和義
27.『奇跡の地球』 桑田佳祐&Mr.Children
28.『SOMEDAY』 佐野元春
29.『いつか』 ゆず
30.『涙のキッス』 サザンオールスターズ
31.『不滅の男』 遠藤賢司
33.『Romanticが止まらない』 C-C-B ◎
34.『PON PON PON』きゃりーぱみゅぱみゅ
35.『R.Y.U.S.E.I.』 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
37.『愛は勝つ』 KAN ◎
38.『君をのせて』 井上あずみ(『天空の城ラピュタ』主題歌)
39.『Hello, my friend』 松任谷由実
40.『いつかのメリークリスマス』 B’z
41.『恋しくて』 BIGIN ◎
42.『アララの呪文』 ちびまる子ちゃんwith爆チュー問題
43.『やつらの足音のバラード』 かまやつひろし
44.『心の旅』 チューリップ ◎
45.『さらば恋人』 堺正章 ◎
49.『ultra soul』 B’z
50.『負けないで』 ZARD ◎
51.『HOWEVER』 GRAY
52.『PRIDE』 今井美樹
53.『いとしのエリー』 サザンオールスターズ
54.『翼をください』 ◎
55.『ヘビーローテション』 AKB48 ◎
57.『ピンク スパイダー』 hide with Spread Beaver
58.『Don’t wanna cry』 安室奈美恵
59.『君がいるだけで』 米米クラブ
60.『歩いて帰ろう』 斉藤和義
61.『時の過ぎゆくままに』 沢田研二
62.『強く儚い者たち』 Cocco
63.『クリスマスソング』Back number
64.『とんぼ』 長渕剛
65.『Runner』 爆風スランプ
66.『大迷惑』 ユニコーン
67.『止まらないHa〜Ha』 矢沢永吉
68.『ファイト!』 中島みゆき ◎
69.『チェリー』 スピッツ
71.『雨あがりの夜空に』 忌野清志郎