松田正隆+遠藤幹大+三上亮《家と出来事 1971-2006年の会話》
現在は使われていない空家住宅を舞台に、想像と現実の風景を重ね合わせたインスタレーションを展開。かつてそこにあった出来事と、家という場の記憶を浮かび上がらせる。演劇、映画、美術、といった異なるジャンルの作家による共同制作作品。
【声の出演】
青柳菜摘、生実 慧、井上達夫、佐藤小実季、島 崇、鈴木 穣、つかさ、西山真来、捩子ぴじん、hanae、山口春美【音響デザイン】田中文久
【システムデザイン】須藤崇規
【制作】田中沙季 【写真】山岸 剛
【協力】
池田克彦、鈴木暁生(bibariki)、都筑 信、つやまみほ、橋本昌幸、藤口諒太、和田信太郎、一般社団法人マレビト
松田正隆+遠藤幹大+三上亮
戯曲 https://saitamatriennale.jp/wp-content/uploads/2016/03/%e5%ae%b6%e3%81%a8%e5%87%ba%e6%9d%a5%e4%ba%8b-1971-2006%e5%b9%b4%e3%81%ae%e4%bc%9a%e8%a9%b1.pdf
松田正隆(写真中央)
1962年、長崎県生まれ。東京都在住。マレビトの会代表。1996年『海と日傘』で岸田國士戯曲賞、1997年『月の岬』で読売演劇大賞作品賞、1998年『夏の砂の上』で読売文学賞受賞。2003年より演劇の可能性を模索する集団「マレビトの会」を結成。主な作品に「cryptograph」(2007年)、「声紋都市―父への手紙」(2009年)、写真家笹岡啓子との共同作品「PARK CITY」(2009年)、「HIROSHIMA-HAPCHEON:二つの都市をめぐる展覧会」(2010年)、「アンティゴネーへの旅の記録とその上演」(2012年)、「長崎を上演する」(2015年)などがある。
http://www.marebito.org/遠藤幹大(写真右)
1985年、三重県生まれ。東京都在住。映画監督。2013年東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻修了。同大学院の修了制作として制作した長編映画「友達」(2013年)が国内外の多数の映画祭で上映される。主な映画作品に「橋の話」(2010年)、「エルドラド」(2011年)、「ジャンヌの声」(2015年)がある。また近年ではインスレーション作品「Find Default and Rename It – 幻談-」(東京ワンダーサイト本郷、2015年)への参加や、マレビトの会「長崎を上演する」(2015年)といった演劇作品にプロジェクトメンバーとして戯曲を執筆するなど、ジャンルをまたいだ精力的な制作活動を行っている。三上亮(写真左)
1983年、神奈川県生まれ。神奈川県在住。アーティスト。 2008年、東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業。 2011年、東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。 目に見えない記憶や人の無意識の視覚化をテーマにさまざまなメディアを用いて表現。近年は、リサーチから得られた歴史や証言を基に現実とフィクションをおり混ぜるような手法で作品を制作。 近年の主な展示、2016年 BankART AIR OPEN STUDIO 2016 (BankART Studio NYK)。2015年 Find Default and Rename It – 幻談- (第8回展覧会企画公募展、トーキョーワンダーサイト本郷)
http://mikamiryo.com/
松田正隆+遠藤幹大+三上亮《家と出来事 1971-2006年の会話》は松田以外の2人もマレビトの会にかかわったことのあるアーティストだということもあり「裏マレビトの会」のような趣向もあり、そこが面白かった。
https://saitamatriennale.jp/artist/298